CHITA STAFF INTERVIEWインタビュー02

INTERVIEW02

児童養護施設松籟荘
中山リカ
RIKA NAKAYAMA

INTERVIEW#02子どもたちとともに成長できる、
一つの大きな家族のような存在です。

知多学園での勤続年数はどのくらいになられますか?

新卒で入社して働き始めて、1年5ヶ月が経ちました。今は、児童養護施設 松籟荘の職員として勤務しています。

今のお仕事内容について教えてください。

子どもたちと一緒に食事をしたり、宿題を見たり、悩みや相談を聞くこともありますね。一緒にテレビを観て団らんすることもありますし、洗濯や部屋の掃除などもしていますよ。また、幼児の入浴援助や寝かしつけなど、子どもたちの日常生活の全般を一緒に過ごしています。子どもの会の係りも担当しているので、会の企画を考えたり小物を作ったりもするので色々とアイディアを考えるのも楽しいですね。

印象に残っているエピソードを教えてください。

子どもたちと職員で1泊2日の旅行に行った時のことです。1日目の夕食がバイキングで、ある女の子が普段よりもたくさんのご飯を食べ、おなかいっぱいのまま就寝時間を迎えました。部屋が私と同室だったのですが、ふと夜中に目を覚ますと、女の子が私の枕元で食べたものを戻してしまっていました。しばらく背中をさすってあげると楽になり安心したのか、女の子は再び眠りにつきました。もう少し気を回してあげられたら良かったなという反省と、次の日は元気に遊んでいてホッとした気持ちで、この旅行は私にとって忘れられない旅行になりました。

働く上でのやりがいはどんなところに感じますか?

子どもたちのいろんな表情を見られ、近くでその成長を一つずつ見られることが、私にとっては大きなやりがいです。子どもたちも立派な一人の人間で、当然喜怒哀楽があります。そのため、一緒に過ごしていればもちろん楽しいことばかりではなく、叱ったり衝突することもあります。叱ったり注意をした後に、「もっと子どもたちの気持ちを考えて話してあげれば良かったかな、他の言い方もあったかな。強く言い過ぎたかな。」と反省することも少なくありません。でも、「あ、この前注意したこと、今回はできるようになってる!」という成長も日々知ることができ、この瞬間ほど嬉しいことはありません。子どもたちが成長するのとともに、自分自身も一緒に成長させてもらえているのを日々感じています。
また、子どもたちと一緒に何気ないことで笑い合ったり、子どもたちの嬉しそうな顔を見るのが本当に幸せで、その笑顔がまた見たいという気持ちが、私の原動力になっていますね。

これからどうなっていきたいですか?

今はまだ、目の前の子どもたちと全力で向き合うことに精一杯で、先を見据えた支援を十分にできずにいるのが正直なところです。私はまだまだ未熟でいたらないところもたくさんありますが、子どもたちを思って向き合うことは決して曇らないようにと意思を持って子どもたちと過ごしています。どうやったらもっと心を開いてくれるか、子どもたちが成長することができるか、考え続ける毎日です。目の前以外のことに気づくためにも、自分の視野を広げなければなりません。そのためには、まずは自分が余裕を持って子どもたちと関わることを、今は目先の目標として、日々子どもたちと過ごしていきたいと考えています。

子どもたちと全力で向き合うこと、
それを全力で叶えられる場所がここにあります。