いままでの知多学園が
歩んできた道を見てみよう!
第二次世界大戦後の戦後復興の中で必要とされた孤児院
戦災孤児の拠り所として、知多学園はスタートしました。
常滑市内の初の特養として、むらさき野苑を開設しました。松籟荘の施設長だった磯部の想いがとても強い施設です。戦後間もなくは、戦災孤児の救済が緊急の課題でしたが、高度経済成長を経て顕著になった次の課題は、高齢化でした。知多エリアでも高齢化の影響、問題は次々に露見し始めました。
当時知多学園で特養での勤務経験があったスタッフはわずか二人。しかし、手をこまねいている時間はありません。困っている方の救いになれば…との思いのみで、むらさき野苑が設立されました。
今まで特養がなかった常滑では、「親を施設に預けるなんて…」そんな言葉がよく聞かれました。ショートステイ等でお迎えのためにご自宅にお伺いする施設の車も、周りの目を気にして「離れた場所に停めて」とお願いされたり…それでも、介護保険制度が幅広く浸透することで、徐々にネガティブなイメージは和らぎ、ご家族の支えとしてサービスを提供できるようになっていきました。
これにより、より幅広いサービスの提供が可能となりました。
介護分野で困ったことがあれば、「まず知多学園に相談してみよう」・・・ありがたいことに、このように地域の皆様に言ってもらえるようになりました。
知多学園として初めての保育園の運営、そして、初めての常滑市外での施設運営でした。
常滑以外での知名度がない中、市外での保育園の運営を通して常滑以外の地域の抱えるお悩みを聞くことも増えていきます。
これまで特養として運営していたむらさき野苑には個室は有りませんでした。ヴィラ桜坂は29人が暮らす少人数制のユニット型施設。ご家族の近くで生活を続けられるよう、周辺地域の方が入所することを念頭に置いています。少人数制でよりスタッフの目が届きやすく、利用者様にもストレスのかからない体制が整いました。
常滑市内には、もともと2つの市立保育園がありましたが「認定こども園」の制度が始まるにあたって民間に移行しました。その際、今までの保育園の運営で培ったノウハウを地元に還元しようと、私たちが運営に手をあげました。
常滑市役所内で、ご家族の方からの施設への入居相談や、認知症についての相談窓口を開設している常滑市から運営を受託。戦後間もなくから地域の福祉に携わってきた知多学園として、大事なお役目と思い業務にあたらせていただいています。
特定社会福祉法人とは?
ガバナンスの強化、財務規律の確立の観点から、一定規模以上の法人に対して、会計監査人による監査が法律上義務付けられます。
戦後に孤児院を開設したことを皮切りに多くの事業、施設を運営してまいりました。
地域のみなさまから様々な叱咤激励をいただきながら知多エリアに密着した福祉を提供し続けていきます。
「困ったときの知多学園」をモットーに、
地域の方のさまざまなお悩みの受け皿として知多を支えてまいります。